『闘戦経』に見出す日本人の「戦い」の精神

『闘戦経』に見出す日本人の「戦い」の精神

「今」を犠牲にしてまでも大切なものを守り抜く、という伝統精神を考える。

孫子の兵法と対極の位置にある「闘戦経」

「闘戦経」(とうせんきょう)とは、今から約900年前の平安時代に大江匡房(おおえまさふさ)卿によって記された日本最古の兵法書だという。
 日本の武人の「バイブル」(そぐわない言葉だが)は「武士道」だというイメージがある。だが、これは江戸の太平の世、つまり戦のない時代に、戦を職業とする武士たちに向けて気高い精神を維持する必要性を説くために、「闘戦経」をベースに作られたものだと家村氏は言う。redwaydenzel200.blogspot.jp/2015/04/bl..

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